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以下の記事はイエナアカデミー杯 第2回新春文京小・中学生こども将棋大会のサイドイベントで使用した詰将棋問題の解答編になります。まだ問題を解かれていない方は下記リンクから挑戦してみていただけると幸いです。
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①1三銀、同香、3三竜、同馬、2五金 迄5手。
竜と飛車が強力なため簡単に詰みそうです。しかし馬の守りも大きいため、攻め方に工夫が求められます。例えば3三竜、同馬、2五金は1三玉で捕まりません。
1三銀が後手玉の逃げ場所を塞ぐ攻手です。1三同玉は1四金までの頭金。1三同香と取りますが、3三竜、同馬、2五金で詰みです。今度は玉の逃げ場所がありません。

②2三馬、同玉、3三飛、1二玉、1三飛成
同玉、2二角成 迄7手。
4四玉と角を取られると後手玉は広いです。
初手2三馬が捨て駒の好手です。4四玉は4五馬、2五玉は2六飛、1五玉、2四馬で早詰み。よって2三同玉と取りますが、3三飛~1三飛成が決め手の捨て駒。後手玉を狭い場所に追い込んで2二角成の収束します。

③2一馬、2三玉、3二銀打、同銀、1二馬
同玉、2二銀成 迄7手。
初形を見ると2二銀成を実現させたいですが、3一銀が守りの要になっており同銀と取られます。どのように3一銀を移動させるかがポイントです。
初手は2一馬と潜り込むのが好手です。同玉は2二銀打、1二玉、1三香成で駒余りで詰みます。後手は2三玉と逃げますが、3二銀打が気づきにくい一手。3四玉には1二馬で玉の逃げ場所がありません。後手は3二同銀と取るほかありませんが、銀の位置をずらすことで1二馬~2二銀成が実現しました。

④23歩成、同玉、25香、12玉、14竜、同角、
13歩、同玉、31角、12玉、22角成 迄11手。
本局は実戦型の詰将棋。
初手が広いですが、いちばん自然な42歩成は22玉、31角、12玉で詰みません。
他だと初手34竜も有力ですが、やはり22玉と寄られると、41角の守りが絶大で続きません。
正解は23歩成~25香。いわゆる「打ち換え」と呼ばれる手筋です。
32玉は今度こそ42歩成で詰むので、玉方は12玉の一手。ここで鮮烈な妙手が飛び出します。
14竜!と歩を取ってしまうのがそれです。
以下、同角と取り返され、竜と歩の交換になってしまいます。
普段なら大損なのですがこの場合、盤上の竜より駒台の歩一枚が大きいのですね。
13歩と打てるのがその効果で、以下は収束となります。

⑤49金、29玉、65馬、19玉、29馬、同玉、39金、同玉、
66馬、29玉、39馬、同桂成、24飛、19玉、29竜 迄15手。
初形で18馬・19馬・59金の三枚が邪魔駒の形。
これがなければ99飛の1手詰なので、どの順番で消すのかが問題です。
初手は49金か66馬の二択ですが、66馬とした誤解が半分以上ありました。
66馬、29玉、①65馬に19玉なら、29馬、同玉、39馬から確かに詰みます。
しかし実際は①65馬に38香合という受けがあり、これが詰まないのです。
初手が49金であれば、前述の38香合には同馬、同歩成、同竜、19玉、55馬まで。
なので玉方は19玉と逃げますが、以下は65馬・49金・99馬を順番に捨てていきます。
これは全て玉方の桂馬で取られてしまう格好ですが、桂馬が動くと94飛が出勤できるのですね。
本譜も39馬に同桂成と縦ラインが開通して、24飛から収束となりました。

⑥13桂成、同桂、15桂、32玉、33香、同玉、45桂、同馬、
43飛成、24玉、34金、14玉、25角、同桂、13竜、同玉、23桂成 迄17手。
本局は捨駒が狙いの一局です。
初形で16角が使えていない事に着目すると、初手は33桂成か13桂成でしょう。
33桂成は同馬で逃れるので、正解は13桂成です。
これを同玉は52角成から難しいのですが詰むので、玉方は同桂と応じます。
以下、進んで5手目の33香が第一ポイント。
もしここで飛を助けようと、例えば31金と打つのは33玉で逃れます。
この場面では、先に33香を打つのが好手。もしも同馬なら今度は31金の1手詰です。
なので本譜は同玉ですが、金を温存したまま次の攻めを繰り出しやすい恰好にできました。
以下、手順に玉を追い、12手目の場面がハイライト。
まずは25角の捨駒で、これは19香のラインを通す意味。
玉方は同桂と応じますが、ここで焦って23桂成では、17歩合で逃れてしまいます。
13竜が決め手の一着。同玉に23桂成とすれば、今度は「両王手」の形なので、合駒は利かず詰みになります。


